こんにちは。ややこしいので纏めてみました。
世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。
There is only way no one can walk besides you in the world. A field’s reaching where or, you aren’t supposed to care.Advance earnestly.
フリードリヒ・ニーチェ / Friedrich Nietzsche
純資産とは
バランスシートは資産、負債、純資産から構成されている。
純資産とは資産から負債を差し引いた差分。
純資産 = 資産 – 負債
簡単ね
株主資本とは
続いて株主資本とは純資産の内、株主に帰属する資本。
ここでは株主以外に帰属する資本を「それ以外の資本」と記載します。
株主目線?かなぁ
純資産 = 株主資本 + それ以外の資本(If any)
- 資本金
- 資本剰余金
- 利益剰余金
- 自己株式
株主にとって出資割合に応じて得られるであろうリターンに影響を与える要素が株主資本の内訳に含まれている。
自己資本とは
自己資本の自己とは企業自身をイメージ。
自己資本は「株主資本」と「その他の包括利益累計額」から構成されています。
純資産 = 自己資本 + 他人資本(If any)
自己資本 = 株主資本 + その他の包括利益累計額
純資産 = (株主資本 + その他の包括利益累計額) + 他人資本(If any)
- その他有価証券評価差額金
- 為替換算調整勘定
- 退職給付に関わる調整累計額
- 繰延ヘッジ損益
企業目線?かな
純資産と自己資本の違いは?
自己資本はあくまで企業自身の目線で「自己」資本と表現しているものの、負債ではなく資本の中にも「企業自身」に帰属しない資本がある。
従って、純資産の構成要素は分解すると以下の通り。
純資産 = 自己資本* + その他の資本(If any)
(*自己資本 = 株主資本 + その他の包括利益累計額)
その他の資本 = e.g. 新株予約権(ストックオプション) + 非支配株主持分
例えばストックオプションが従業員が持つ権利だとする場合、(権利行使する前の時点では)その資本は企業と言うより従業員(或いは、権利保持者)に帰属するイメージ。
また、連結決算を行う親会社が非支配株主持分を認識する際、連結上で生じるこの純資産項目に関して、やはり、親会社からの目線では、それらの資本が親会社に帰属していない。従って、自己資本ではない。
最後に「自己資本」という言葉は、負債(=他人資本)に対して、純資産=自己資本という文脈で使用される場合もある為、文脈に気をつける必要がある。