
こんばんは。あるぱきーと(Alpaquito)です。イラスト完成しました。こんなのです!今後宜しくお願いします。
今回は、日本ではいまいち想像しづらい、Partnershipというテーマです。
日本ではサラリーマンが多く(株式会社勤務)、法人格を持たないPartnershipの組織運営は知らない人が多いのではないかと思います。
そこで、敢えて日本人に馴染みが薄いこのテーマをピックアップしました。
法人格がなく、複数の個々人がパートナーとして各々の資産を拠出し、共同で事業を経営する事業形態。
抵当債務(Mortgage Payable)が付帯している資産の拠出がある場合、その負債の部分を差し引いたネット資産がその資産・負債を拠出したパートナーが保有するCapital(Net Asset)として認識される。
基本的に拠出された資産は、Fair Valueで認識され、負債は現在価値(PV)で認識される。
BさんのAsset(Land)に抵当債務が付帯している場合の仕訳例(CashはAさんの拠出):
Dr. Cash 25,000(Aの拠出)
Land 25,000
Cr. Mortgage payable 12,500 (負債)
A’s Capital 25,000(純資産)
B’s Capital 12,500 (25,000 [Land] -12,500 [Mortgage payable] ) (純資産)
Partnershipの考え方そのものは会計の基礎知識があればそれほど難しい単元ではないですね。
ただし、身近に感じないテーマで興味が沸かないという点の方が勉強の弊害になるのではと思うので、米国というお国柄をイメージしながら、教科書を読むと頭に入りやすいテーマかなと感じます。

興味を持たないと勉強が捗らないよね。記憶の定着率向上の為にも具体的なイメージを持って勉強しよう!
米国ではよくみられる形態との事。パートナー同士で資産を持ち合い、事業をリーンに開始できるのは、起業文化が根強いアメリカの印象と一致しますね。
Partner損益の認識方法には以下のような仕組みがあります。
- Interestの受領(Capital Balanceに応じて)… Partnerの拠出割合に応じる。
- Salary・Bonusの受領 … Partner自身の給与
- P&L ratioでの損益分配の受領 … 取り決めとして事前に決めて置くもの(Capital Balanceと必ずしも一致しない)。

ふむふむ。分かりやすいね。実際のUSCPAの問題は以下のベースの考え方を基に問題を解く必要性があるみたい。
- Bonus Method
- Goodwill Method
Bonus Methodは、既存のPartnerのCapitalを減らして(全体の資産と純資産がバランスするように)、必要に応じて新Partnerに対してCapitalを与えるイメージ(拠出している資産サイドは何の調整もないので、実際に保有している資産をPartner間で再分配している感じ)。
一方で、Goodwill MethodはGoodwillを最終的に資産計上する方法。
つまり、新Partnerが加入した事で、そのPartnerが拠出している資産以上に事業価値が拡大していると解釈すれば良い(既存のPartnerのCapital金額は減少せずに)。