投資環境スコアの測定は機能しているのか?

ちきーと
ちきーと

今回は本で紹介されていた投資環境スコアはインデックスと相関があるのか確認していきます。タイトルの画質がやばいよねw

検証内容

今回は以下の本を紹介しつつ、本の中で紹介されている「投資環境スコア」が果たしてインデックスのパフォーマンスとどのような関係を示しているのかを確認したいと思います。

紹介する本
  • タイトル:『金利を見れば投資はうまくいく』
  • 著書:堀井正孝
  • 一言:10年ぶりのアメリカの利上げから、日本、そして世界の景気を把握する。難しい経済指標がわからなくても大丈夫。
あるぱきーと
あるぱきーと

刊行から時間は経過しているものの著者がFund Managerである事と今の情勢が刊行当時の局面に似ているので役に立つかもね!

検証方法

比較対象
  • 「米国投資環境スコア」と「米国インデックス(Nasdaq)」のパフォーマンスの関係を調べる。

本書で紹介されている「投資環境スコア」なる指標があります。

詳細は本書の中で紹介されているので購入の上確認してもらうのが良いと思います。

Kindleだと安く購入可能なようなのでチラ見程度でも割に合うと思います。

投資環境スコア

投資環境スコアの前提

まず投資環境スコアを算出するために以下の各種指標を確認。

  1. 政策金利:Federal Funds Effective Rate
  2. 長短金利差(=10年国債利回り – 政策金利)
  3. 社債 Spread:BAA10Y
  4. Swap Spread(=10年Swap金利 – 10年国債利回り):10-Year Swap Rate
  5. 米ドル指数:Nominal Major Currencies U.S. Dollar IndeX
各種指標の前年同月差(or 前年同月比)を算出
投資スコアの付与

更にStep 2で算出した値を、事前に設定している判断基準で評価し、投資スコアを付与(詳細は本の中で確認ください!今回の主旨はあくまで指標の中身ではなく有効性の検証なので)。

注記:FREDからダウンロードする指標が一部利用できない期間がある。

昔の本であるため今現在使用されていない指標が含まれている。また、過去データについても限定的な範囲でしかデータを確保する事ができなかった。従って取得できていないデータは無視。共通して取得できた月次データのみを採用。

投資環境スコアと各種指標をプロットしてみる

結論から言うと投資環境スコアと指数に相関があるとは言えないですね(期待した答えとは異なるのですが)。

そもそも測定期間が右肩上がりの市場データなのであんまり意味がないのかもしれません。

見えづらいと思うのですがイメージだけグラフを記載しておきます。

その他の学び

うーん、想定していた通りのアウトプットではなく少々残念ですが、信用サイクル・金融サイクル・在庫サイクルについては良い勉強になりました。Twitter、書籍、Web情報などを無理やりまとめています。ごちゃごちゃしてるw

金融サイクルと景気循環

間違っているかもしれませんが一旦現時点での情報で頭を整理。

信用サイクルと融資状況

個人的には金融サイクルの話と信用サイクルの話を一緒にするのではなく別々に考えて経済のステージ感を正しく認識する事が大切だと思いました。

この点を意識すると日々の株価の変動ではなく経済指標に意識が向かうようになりますね。

今後

本書で紹介されているFREDの投資指標が全て使用できないため今後は代替となる指標を見つけてスコアりんぐしてみたいと思います。或いは、単に記録してウォッチするだけになるかもしれませんが。経済の勉強にはなりますね。

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