
こんにちは。突然ですが、「仕組債」って聞いた事ありますか?
ちきーとすの管理人も資産運用に挑戦しています。
元々、投機的な運用を回避しながら、合理的な範疇で投資を実践し、資産形成をしようと考えて、始めたものです。
『リベ大の両学長』や『バフェット太郎』のYoutubeで学びながら、色々と実践してきました。
元々、ポートフォリオの内一定金額は安全資産で運用すべきという前提の下、「債券」銘柄をチェックしていたのですが、そこで見つけたのが「仕組債」です。
あれっ?利率高くない?というのが最初の印象で、償還期間が最短で6ヶ月から1年、かつ、年利5%。
いやいや怪しすぎる。ダメ絶対。と思いつつも、勉強代という事で投資元本50万円の仕組債を2つ購入(投資元本合計100万円)。
最初は説明書きが長いので詳細な説明を読まずに、「債券=安全資産」、という認識で購入しました(途中解約が出来ない為、現在も保有中)。
購入から3ヶ月経過後、50万円の投資元本で約5,000円程度の利息収入(税前)を得ました。
そのタイミングで改めて金融商品の説明書きを読んだ所、ちきーとすの管理人が購入したのは、株価と連動する仕組債という種類の債券であり、明らかに安全資産とは言い難い内容である事に気がつきました。
簡単に概要を伝えると、Xヶ月の期間に株価が一定程度のレンジで推移する限りにおいて、Yの利率で利息が得られる、というイメージです。
大切なのは、株価が一定程度のレンジで推移するという条件が確からしいか、という点です。
良くも悪くも株式の個別銘柄保有とは異なり、損切りや売り抜きのタイミングを任意に決定出来ないという点に注意して下さい。
あくまで一定レンジで推移すると言う条件を満たせば問題ないのですが、上限及び下限を超過した場合には、強制的に元本割れして償還、或いは元本割れはしないものの、早期償還されるという仕組みです。
一方で個別株式のように塩漬けにはならないと言う点を利点と考える事も可能ではありますが、そもそも塩漬けになるような対象に投資をすべきではありません。結果的にそうなってしまうのは想定内のリスクではある訳ですが)。

やばいね。管理人、大丈夫かね?
当然、株価など誰にも予想する事は難しく、この債券の推移レンジの幅が広く設けられているように見えたとしても、各株式のチャート推移の歴史を見てもらえれば分かる通り、株価がそのレンジ(下限)から足を出している歴史を簡単に確認できるはずです。
即ち、1銘柄の不確実な価格推移に一定金額を投じて賭け事をしている行為と何ら変わらない、という事です。従って、利率が高くて当たり前な訳です。リスクが相応に高いので。
今のところ、コロナ景気で株価市場は株高状態が継続している為、結果論として損失が出ていない状況です。
ただし、次回からこのリスク量を取るのであれば、他の金融商品を選択しようかと考えています。
リターン(利息収益:X千円)とリスク(元本毀損:Y万円)がバランスしていないというのが実際に保有してみて感じる事です。
ちきーとすの管理人は、「お金(紙幣)」という手段を保有しているだけでは価値創造に繋がらないと考えており、具体的な投資を通じて得られる経験が知見を広げ、結果的に人生がちょっと豊かになるのではと思っています。
従って、少額であれば(リスク性資産に投資する予算内で)他のリスク性資産(Social Lending・トラリピなど)にも、敢えて早めに手を出してみるという試みも興味深いと考えています。
今後も、その後の仕組債運用状況という事で(無事償還されたのかどうか)、皆さんに情報を共有しますので、資産運用の参考にして頂ければ嬉しいです。
なお、繰り返しますが、リスクの高低は投資主の目的や状況によって変わるため、絶対的にこの投資対象がリスクが高い、或いは、低いと言った議論は成立しません。
ここでは一般的な(多くのという意味)サラリーマンにとって仕組債という債券は決して安全とは言い難いと説明しています。